俳句愛好会
8月句会
場 所:ライン句会
日 時:2025/08/21 19:30~
今月の季題:生身魂 清 自由
参加者数:5名
選考作品数:25作品 〇は陽鳥先生選
▼次回予定▼
9/18
季題:花野、 新(新書 新品)、 自由
今月の兼題、生身魂は単なる年配者を敬うだけでなく、お盆の時にはまだ生きている年配者も供応するという意味に気が付かず作句したという反省の弁がありました。もっと季語をしっかり勉強しましょう。
陽鳥先生からのコメント
<俳句=韻文>
○俳句は音数(五・七・五)による韻律を有しています。これは「一定の韻律と形式を伴った文章」に当たるから、韻文か散文かで言えば、韻文に区別されることになる。
○それでは~五・七・五なら何でも俳句?~韻文で書かれていても韻文と呼べない場合がある。
○韻文の定義にはもう一つの次の条件が付いている。仮に韻文で書かれていても、そこに詩精神がなければ詩とはいえない。つまり、俳句が俳句であるためには詩精神が不可欠である。
今月の特選句
お互いに祈り合わすや生身魂(万作)〇
今月の準特選句
生身魂ギネスブックの富士登山 (扇山)
水澄むやごおごおと渦巻きてなほ(中村)
湧水の底秋麗の砂滾つ(豊田)
狩衣の同じに揺れて神楽舞(加藤)
好きな物頼みて祝う生身魂(万作)
その他の句
清流を口に含んで雲の峰(扇山)
折紙の端をもたされ生御魂 (豊田)〇
生身魂飯柔らかく炊けてをり(加藤)
雨の日も変わらぬ歩み生身魂 (中村)
機窓遥か千畳敷の青田かな(中村)〇
抜け径の一人は怪し曼珠沙華 (豊田)
清夏の土手の散歩の日の出かな(万作)
早朝の土手の風受け清夏かな(万作)
何処となく庭を彩る白い百合(万作)
一族の乾杯の声生身魂(扇山)
星月夜思い出す人ばかりなり(扇山)
初めての道行き止まり夏薊(扇山)
そうめんを土産にスーツケースずしり(中村)
仕事への情熱更に生身魂(中村)
先見えぬ老々介護生身魂(加藤)
息浅き八十路の僧の盂蘭盆会(加藤)
送り火や新品肌着黄ばみをり(加藤)
放屁して現にもどる生御魂(豊田)〇
次の歩はいつも我が前鰯雲(豊田)◎