会長の時間
【2025-2026】
第2787回 例会
日時:2025/07/09
場所:ホテル別府パストラル
会長:大附嘉孝(直前会長)
会長の時間です。
さて、今月は母子の健康月間です。この母子の健康月間は2014年度10月のRI理事会にて4月の特別月間として決定されたもので、5歳未満の幼児の死亡率と罹患率の削減、妊婦の死亡率と罹患率の削減、そしてより多くの母子に対する基本的な医療サービスの提供、保健従事者を対象とした研修などを強調する月間とされています。
その後2022年10月のRI理事会にて2023年から4月を環境月間に、7月を母子の健康月間へと特別月間の一部改正となり現在に至っています。
日本のロータリーにおける女性会員率は世界の中では大変低い割合ですので、母子の健康について関心も低いと言われています。しかし世界のロータリーでは7つの重点分野の1つとして母子の健康を支援し、5歳までの幼児の死亡率を減らすための活動と研修を支援しています。世界では毎年600万人弱の5歳未満の子供が栄養失調をはじめ適切な医療を受ける事が出来ず、さらには衛生設備の欠如等により命を落としています。
ロータリーでは全ての母子は医療を正しく受け、共に健やかに成長できることを目標として、そのための活動と研修を支援しています。高水準な医療技術により周産期死亡率や妊婦死亡率は極めて低く、世界的にもトップレベルで母子の健康は守られていますが、一方でマタニティハラスメントやワンオペ育児、DV、児童虐待等の問題は深刻さを増しています。そういった意味で言えば、日本でもまだまだ母子の健康にまつわる課題は山積しています。この母子の健康月間に私達がロータリアンとして何が出来るのか、奉仕事業としてなにか出来ないかを考えてみてはいかがでしょうか。以上で会長の時間を終わります。
創立60周年のテーマはLive Together(ともに生きる)です。